温室をはじめとする先進的設備


  仙台ローズガーデンは、平成十五年(二〇〇三年)四月一日、仙台のシンボルである泉ヶ岳を望む泉区北中山の住宅地にオープンしました。花の栽培・出荷作業を通して知的障害者の自立を支援する、先進的な授産施設です。
  仙台ローズガーデンを訪れてまず最初に驚くのが、日本ではまれな高さを持った大温室です。屋根のもっとも高い部分では七メートルあり、鉄骨に硬質で透明なビニールフィルムを貼った構造になっています。現代的で遠目にも目立つ一方、住宅地である周囲の景観にもマッチするデザインになっています。
  門を入ってすぐ左手には、事務室や食堂、浴室を含む一階建ての管理棟が建ち、ほぼ正面には花束やフラワーアレンジメントをつくるための作業棟があります。その向うに見える温室は三千四百平方メートルの広さがあり、内部は大きく育苗温室、バラ温室、ガーベラ温室にわかれています。総工費は、およそ三億六千万円です。

  仙台ローズガーデンは「開かれた施設」を目指しており、関係者や地域住民に限らず、常に見学者の姿が絶えません。
  木を用いた管理棟と作業棟の外装は温もりを感じさせます。また、管理棟は、機能的でありながら、曲線を配したり天窓を設けて外光を取り込んだりというデザイン的な工夫がこらされ、訪れる人に穏やかな印象を与えます。
  施設の中心である、温室内部の見学も可能です。中は、自動的に適切な温かさに保たれています。