利用者の生活の質を追求


  仙台ローズガーデンの食堂は広いです。普段は八十ほどある席の全てが埋まることはありませんが、たとえ満席になっても、なお余裕を感じさせ、利用者と支援員は、ここでゆったりと給食を楽しむことができます。
  そして、食堂は床をはじめとする内装だけでなく、テーブルや椅子にも柔らかい色調の木肌が生かされ、明るいです。日中は大きな窓からふんだんに差し込む光が、夕刻には天井から下がるシャンデリア風の照明が、料理と人々の笑顔を彩ってくれます。
  調理員の腕前は、ホテルなどでのサービス経験を持つ本格派で、メニューはバラエティに富み、季節に合った地元の素材がふんだんに使われています。もちろん栄養士が栄養管理を行っており、健康づくりの面でも心配ありません。

  仙台ローズガーデンは、利用者にとって働く場であると共に生活の場でもあります。給食はあくまで一例に過ぎず、利用者の生活の質を追求しているという点で、この施設の先進性が際立っています。
  そして仙台ローズガーデンは、まだ新しい住宅地である北中山の住民の方々に好感をもって受け入れられています。管理棟内には「地域交流センター」というスペースが設けられ、利用者をはじめとする施設関係者と、地域住民との触れ合いが図られています。 イベント等も企画されており、利用者にとって地域の方々と楽しい時間を共有することの喜びが感じられます。
  さらには、利用者の希望に応じて行われるクラブ活動の実施や、利用者が共同で生活を営むグループホームの整備なども計画されています。
  仙台ローズガーデンは、今多くの人々の注目と期待を集めていますが、真に注目されるべきは、施設の立派さや事業内容の目新しさ以上に、こうした利用者本位主義、人間中心主義の理念に基づく運営のあり方であるように思われます。